どうも、やっぱり何事も「面倒臭いこと」を乗り越えないとなんにもならねえなと思う吉本純です。



これはひとつ前のブログ『姉さん、事件です』の続編です。臨場感を楽しみたい方はそちらからどうぞ。そんなもん読んでられるかという方に簡単に説明するとエアコンの不具合でトイレの天井から水漏れで大慌てキャ。って感じです。


28日。エアコンの室外機が屋上に設置してあると思われ隣のビルの三階のベランダから屋上に行くしかない僕。そこは外国人が泊まる民泊になっており今日の10時までの滞在という事で昼過ぎに管理会社へ行って鍵を貰い民泊に侵入。
民泊ってこんな感じなんだねえーと妙な甘ったるい匂いと滞在者がまとめたゴミを横目に窓を開けベランダに出る。柵を乗り越えいざ屋上へ。
すっとよぉなんとよぉ室外機が3つもありやんでやんの。ちゃんと確認しときゃ良かったと後悔したけど、確かHITACHIだったなと思い出してHITACHIの室外機がひとつしかなかったので良かった。良かったんですが、その室外機から伸びる管が太い管とドレーン?みたいのが一緒にまとめられていて建物の裏に伸びていました。建物の裏には大小様々な管が張り巡らしてあり、下の方までいくとどれがこの室外機のやつなのか分かりません。身体を乗り出して下の方を見ようとしても凄く怖い。実は前日また少し深酒してしまい寝不足もあり、というか起きたらまだ酔ってる感じで僕は少しふらふらしていたからです。乗り出して下を見る時に落ちない様に壁とかを掴む左手に尋常じゃない力が入りすっかり筋肉痛です。まあ3階くらいなら落ちても死なないとは思いますが、建物の裏と裏の狭い隙間に落ちたら、ジョジョの奇妙な冒険第4部を舞台に乙一が書いた小説『The Book』のあの女性みたいになっちゃうよと思い戦慄。
屋上までその管を引っ張りあげようかと思いましたがコレも建物に固定されていて無理。酔った頭と何か分からん苛つきで思わず咆哮。ポパイ(隣の定食屋)と上の2階がパーソナルジムで『んあーッッ』とか『ふんむゥ』みたいな筋肉達磨達の鳴き声がよく聞こえるのでそれに紛らせるように咆哮。代々木の街に僕の悲しき咆哮が響き渡りました。
屋上に出れる28日まで待ちましたが結局、決戦場は最初から建物裏だったのでありますッ。くわッッ。



建物の裏へ続く細道のドアの鍵を管理会社から貰う。へへッやっぱ屋上あんま関係なかったスねへへッッみたいな卑屈な感じで管理会社に言うとまあまあの鹿十というか、あっさりした反応で僕の卑屈な低姿勢を返して欲しかった。
先のブログにも書きましたが、当店の裏側は地面が2m程落ち窪んでおります。何故なら隣のポパイの建物は地下もあって、おそらくその地下の床のとこまで建物の裏側の床があるからです。土地が斜めになっており管理会社の建物から当店の裏へ抜ける通路は裏側にある建物と挟まれ進むほど狭くなり途中ちょっと壁を登らないと抜けられない感じになっていて、そこを抜けて当店の裏まで行くとやや広くなるんですが奈落までストンと落ちてしまう感じになるので前回は戻って来れなくなりそうで止めたんですが今回はそこに行かなければなりません。さらに片手はドレーン詰まり解消ポンプを持ちながらなので難しい。
文字で説明するより写真を載っけた方が伝えるのが楽なんですが、屋上から見た裏側や建物の裏の状態をお見せしたいが入り口でスマホと鍵を地面に置いていたので写真がない。昇り降り激しい運動の為ポケットに入れたスマホや鍵がスルリと落ちるのが容易に想像出来て奈落に落としたらどうしようとビビリまくっていたのです。危機察知能力が高いとも言えます。読者諸君にはそういう部分を褒めて欲しい。

vivo裏まで行くのは困難そうですが、でもまあそこは東京オリンピックからボルダリング競技を食い入る様に見ていたので、足場を見つける能力や体重のかけ方などのポイントがわかってるというか陸サーファー中の陸サーファーなんですが、まあボルダリングもやった事あるし、テンション上がってるし、太陽は差してるし、他の部屋から伸びるドレーン達のポタポタと滴る水滴を横スクロールのゲームよろしくタイミング計り避けつつvivo裏に到達した。
そこは片足乗るくらいのボロボロのコンクリート床が奈落から1mくらいにあり、奈落にはゴミや謎の汁や木片などか散乱しており恐ろしいイキフンを醸しております。
体勢を入れ替えながら裏向いたり表向いたり片脚立ちだったりで、どうにかこうにか到達し上を見やると屋上から伸びた管を探す。そらもう沢山の管があり目星の太い管を自分のところまで辿ると、おんやあ!!もっと先の方まで伸びていてもしかしたら地下かポパイのあるところに繋がっているじゃありませんか!!ありませんかぁぁ!!

俺が屋上でそうだと思った室外機は当店の室外機ではなかったのかも。絶望しかけました。やっぱり業者に頼むしかないかと9割くらい思って、この徒労は無駄無駄無駄と感じガックシ。肩を落としまた困難な道を戻ろうとしてふと壁に設置してある鉄のパイプを握ると、そのパイプは途中で途切れドレーンみたいなものがテープでつけられており奈落の方へ。そのパイプがどこから来てるかと上を見ると、そこはおそらくvivoのトイレの裏の上部でした。んん!?と思いパイプの先とドレーンの接着部を見ると、テープが千切れ取れかかってる。ドレーンをクイッと曲げるとパイプからドボドボドボと何かラスボスの城で出てくる様な邪悪な色のスライムが500gくらい落ちて来た。食べたら絶対に病気になるフルーチェというか。僕はねえ思わずオワッッと叫びましたね。誰が見ても悪、なんなら惡みたいな色をしていて摘出した癌細胞を見た時より邪悪な色してるわと思いました。
滅茶苦茶コレが原因っぽいな!!と思い、一応ドレーンも詰まり解消ポンプでシュコって完了。といきたいところだけど、この鉄パイプとドレーンの千切れを補修した方が良さそうで、また困難な道を往復して布テープで補修したのであります。


で、エアコンを16℃強風にして2時間くらい放置しないと結果がわからないし、酔ってるし寝不足でへろへろの僕は一旦帰宅して眠る。
4時間後店にドキドキしながらやってきた僕がトイレのドアを開けてバケツに水滴が一滴も落ちていなかった時のヨッシャアアの叫び声は今年一番の声が出てましたね。
このエアコン、設置されたのは2013年らしくそれ以来初めての不具合だったらしいのです。なんと12年も不具合がないのです。一般家庭用のエアコンです1年の内、4ヶ月くらい24時間稼働しているので大変な働き者です。これからも宜しく頼むぜ相棒。

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あとは天井の穴を塞ぐだけ。ゆっくりやってきますよ。
ま、これにてトイレ完全復活なのでこぞって用を足しまくってくれッッ!!


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▶vivo daily stand 代々木店
代々木駅から参宮橋方面に歩いて5分ほどの小さなワインスタンドです。
1杯600~のデイリーワインを常時6以上おいてます。
チャージはなし、1杯からお気軽にお立ち寄りください。

【vivo daily stand】

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